ベッセント米財務長官の発言で日銀の利上げ加速観測が一気に広がり、円が8通貨で独歩高となった一週間でした。ドル円は火曜に160円台を回復したあと、木曜に一時155円30銭まで急落。週間の下げ幅は-2.39%に達しました。金曜の米8月雇用統計は雇用者数が予想の3倍近い16.2万人増で、来週は米CPIと欧州中央銀行(ECB)理事会が焦点になります。

1. 先週の金融市場まとめ(8/31~9/4)

■ 主要銘柄の週間騰落

銘柄 金曜終値 週間騰落率 週間レンジ(H/L)
USD/JPY 156.221 -2.39% 160.163 / 155.805
EUR/USD 1.1617 +0.26% 1.1629 / 1.1591
EUR/JPY 181.447 -2.15% 185.660 / 181.118
GBP/JPY 211.173 -2.48% 216.460 / 210.694
AUD/JPY 112.513 -1.85% 114.461 / 112.171
GBP/USD 1.3517 -0.15% 1.3553 / 1.3488
日経平均 65,020.94 -2.09% 66,311.93 / 64,214.48
NYダウ 53,414.25 -0.27% 53,686.11 / 52,766.88
S&P500 7,718.60 +0.09% 7,747.71 / 7,631.47
ゴールド(NY金) 4,476.6 -1.18% 4,539.90 / 4,396.40
WTI原油 91.48 +9.69% 91.48 / 85.76

※週間騰落率は先週金曜NY引けに対する金曜NY引けの変化率。週間レンジは月~金の終値ベースの高安。FX・株価指数・コモディティはYahoo!ファイナンスJP(確定終値)より取得。

■ 主要ニュース

  • ベッセント米財務長官が日銀の利上げに期待を表明(8月31日、G20会合)。円相場は「かなり抑制されている」と述べ、日銀が円安に「適切な対応」を取ると期待していると発言しました。3日には8月30日の植田日銀総裁との会談で「円の大幅な過小評価」への対処を求めていたことを米財務省が公表し、高市政権のリフレ政策からの脱却を促した発言も伝わっています。米国の財務長官が日本の利上げを後押しする異例の構図で、市場では0.50%の利上げや連続利上げの観測まで台頭しました。
  • 日銀の高田創審議委員が「一定のペースにとらわれず機動的に利上げを行う新たな局面」と発言(2日、札幌)。利上げ幅は0.25%が「必ず決まっているものではない」とも述べ、新発10年物国債の利回りは一時3.015%と1996年9月以来の3%台に乗せました。3日にはブルームバーグが「日銀は9月17日~18日の会合で0.25ポイント利上げし1.25%とする公算」「0.5ポイントの必要性は乏しい」と報じ、円買いはいったん一服しています。
  • ウォラーFRB理事が「インフレ圧力の鈍化が確認されれば据え置きを支持」と発言(3日)。9月16日のFOMC(連邦公開市場委員会)での利上げ織り込みは63%台から50%付近へ低下し、ドルが全面安となりました。ドル円はこの日だけで-1.82%と週の下げ幅の大半を1日で作った格好で、一時155円30銭と8月3日以来の安値を付けています。
  • 米8月雇用統計は非農業部門雇用者数が前月比16.2万人増(4日、予想5.6万人増)。3月以来の大きな伸びで、過去2か月分も合計6.6万人上方修正されました。失業率は4.1%で横ばい、平均時給は前年同月比+3.1%(予想+3.0%)です。9月利上げの織り込みは6割前後へ戻り、2年債利回りは一時4.41%台と2025年1月以来の高さを付けました。ただしドル円は156円75銭を高値に失速し、156円台前半で越週。市場の関心は来週11日の8月CPIに移っています。
  • 米軍とイランの攻撃の応酬が激化し、WTI原油は週間+9.69%の91.48ドル。米中央軍がホルムズ海峡に機雷を投下する準備をしていたイランのロケット発射装置を攻撃(8月30日)、1日にはホルムズ海峡周辺の革命防衛隊拠点を攻撃し、原油は約1か月ぶりに90ドル台へ乗せました。3日にはイラン軍がUAEとクウェートの米軍基地に報復攻撃したと報じられ、時間外で一時93ドル台。原油高は米10年債利回りを一時4.798%と2025年1月以来の高さへ押し上げ、週前半の「有事のドル買い」と金利上昇の背景になりました。
  • ニュージーランド準備銀行(RBNZ)が政策金利を2.50%から2.75%へ引き上げ(2日)。2会合連続の利上げですが、「今後の方針はあらかじめ決まっていない」と慎重な文言に変わり、NZドルは利上げ後に下落。週間の強弱ランキングでも8通貨中最下位でした。同じ日のカナダ銀行は2.25%で据え置き、マックレム総裁は「インフレが問題なら複数回の利上げが必要になる可能性」に言及しています。
  • ユーロ圏8月HICP(消費者物価指数の調和指数)速報値は前年同月比+3.3%(1日、予想どおり)。前回+2.9%からの加速で、コア指数は+2.4%と小幅に鈍化しました。3日発表の7月PPI(卸売物価指数)も前年同月比+5.8%と予想(+5.5%)を上回り、10日のECB理事会での利上げ観測を支えています。ユーロドルは週間+0.26%で、ユーロは対ドル以外ではおおむね売られました。
  • 日経平均は週間-2.09%の65,020円94銭。2日に高田委員の発言と金利先高観で1,889円安(-2.85%)となり、東証33業種すべてが下落しました。4日はソフトバンクグループが11%高となり806円高(+1.26%)と5日ぶりに反発しています。米国株はダウが週間-0.27%、S&P500が+0.09%とほぼ横ばいで、円高の影響を最も受けたのは東京株でした。
  • NY金は週間-1.18%の4,476.6ドル。週前半は原油高に伴う金利上昇で3日続落したあと、3日はウォラー理事の発言で+2.84%と急反発。4日は雇用統計を受けて4,410ドル台まで急落し、値幅の大きい一週間でした。
  • IMM通貨先物の円売り越しは前週比2万8929枚増(1日時点、外為どっとコム集計)。円買いポジションが1万1171枚減り、円売りポジションが1万7758枚増えました。集計時点はドル円が160円台を回復した直後で、その直後に円が急伸したことから、木曜の下げ足の速さには円売りポジションの巻き戻しも寄与したとみられます。

■ 主要指標の結果

発表日 指標 前回 予想 結果
8/31(月) 日本 7月鉱工業生産・速報値(前月比) +1.9% -0.7% +0.1%
8/31(月) ドイツ 8月消費者物価指数(CPI、速報値、前年同月比) +2.8% +3.0% +2.9%
9/1(火) ユーロ圏 8月消費者物価指数(HICP、速報値、前年同月比) +2.9% +3.3% +3.3%
9/1(火) ユーロ圏 8月HICPコア指数(速報値、前年同月比) +2.5% +2.5% +2.4%
9/1(火) 米国 8月ISM製造業景況指数 55.6 55.2 54.6
9/1(火) 米国 7月JOLTS求人件数 735.9万件 733.2万件 727.1万件
9/2(水) 豪州 4-6月期GDP(前期比) +0.3% +0.3% +0.4%
9/2(水) ニュージーランド RBNZ政策金利 2.50% 2.75% 2.75%
9/2(水) 米国 8月ADP雇用統計(前月比) +4.6万人 +4.8万人 +3.8万人
9/2(水) カナダ カナダ銀行政策金利 2.25% 2.25% 2.25%
9/3(木) スイス 4-6月期GDP(前期比) +0.7% +1.7% +1.9%
9/3(木) ユーロ圏 7月卸売物価指数(PPI、前年同月比) +4.6% +5.5% +5.8%
9/3(木) 米国 7月貿易収支 -712億ドル -900億ドル -886億ドル
9/3(木) 米国 8月ISM非製造業景況指数 54.1 54.1 55.4
9/4(金) ユーロ圏 7月小売売上高(前月比) -0.3% +0.2% -0.6%
9/4(金) 米国 8月非農業部門雇用者数(前月比) +2.1万人 +5.6万人 +16.2万人
9/4(金) 米国 8月失業率 4.1% 4.1% 4.1%
9/4(金) 米国 8月平均時給(前年同月比) +3.2% +3.0% +3.1%
9/4(金) カナダ 8月新規雇用者数 +7.51万人 +1.50万人 -4.17万人

■ 週間騰落率TOP5

順位 通貨ペア 週間騰落率 金曜終値
1位 NZD/JPY -2.95% 91.840
2位 GBP/JPY -2.48% 211.173
3位 CHF/JPY -2.45% 192.827
4位 USD/JPY -2.39% 156.221
5位 EUR/JPY -2.15% 181.447

5本すべてがクロス円の下落で、先週の「5本ともドルストレート」から主役が完全に入れ替わりました。首位はNZドル円の-2.95%。利上げしたのに声明が慎重に転じて売られたNZドルと、円の全面高が重なった形です。ドル円の-2.39%が4位に収まっていることからも、ドル安ではなく円高の一週間だったことがわかります。

■ 週間強弱ランキング

1位 ++JPY   +2.31%
2位 --USD   -0.44%
3位 --EUR   -0.50%
4位 --AUD   -0.63%
5位 --CAD   -0.70%
6位 --GBP   -1.01%
7位 --CHF   -1.21%
8位 --NZD   -1.74%

円がスコア+2.31%で独走の首位、残る7通貨がすべて「–」という一方向の並びです。2位のドルは-0.44%で、対円で大きく売られた一方、対ポンド・対NZドルでは買われ、対ユーロ・対豪ドル・対カナダドルでも小幅安にとどまっています。ドルが2位なのは、他の通貨がそれ以上に円に負けたためです。最下位は利上げ翌日に売られたNZドルの-1.74%。先週の「一強七弱」の一強がドルから円へ交代した一週間です。

■ ボラティリティ(今週の値幅)

  • 市場全体:もみ合い/主要6ペアの値幅は、直近4週平均が13週平均の1.09倍。水準は1年で下から66%。拡大0本・縮小0本
  • ドル円:継続/値幅510銭は、ふだんの172銭(13週中央値)に対して2.89倍、直近4週平均は13週平均の1.12倍、方向性0.36(下方向)
  • ユーロドル:継続/値幅75pipsは、ふだんの107pips(13週中央値)に対して0.70倍、直近4週平均は13週平均の0.88倍、方向性0.38(上方向)、2週続けて平均割れ、水準は1年の下位7%
  • ユーロ円:もみ合い/値幅552銭は、ふだんの206銭(13週中央値)に対して2.62倍、直近4週平均は13週平均の1.09倍、方向性0.22(行って来い)
  • ポンド円:もみ合い/値幅707銭は、ふだんの282銭(13週中央値)に対して2.45倍、直近4週平均は13週平均の1.08倍、方向性0.31(行って来い)

※値幅は週足の真の値幅(TR)。ボラ比は直近4週平均÷13週平均、方向性は1に近いほど一直線、0に近いほど行って来い。判定はシカウチが機械的に算出しています。

2. 今週の金融市場(9/7~9/11)

■ 経済指標カレンダー(JST・重要度★3優先)

日付 時刻 指標・イベント 重要度 前回 予想
9/7(月) 15:00 ドイツ 7月鉱工業生産(前月比) ★★ +0.2% +0.2%
9/7(月) 18:00 ユーロ圏 4-6月期GDP確定値(前期比) ★★★ +0.4% +0.4%
9/7(月) 米国 レーバーデーのため休場 ★★
9/8(火) 08:50 日本 4-6月期実質GDP改定値(前期比年率) ★★★ +1.1% +1.8%
9/8(火) 08:50 日本 7月国際収支・貿易収支 ★★ -1,352億円 -3,742億円
9/8(火) 中国 8月貿易収支(米ドル) ★★ 1,125.0億ドル 1,233.0億ドル
9/8(火) 18:30 南アフリカ 4-6月期GDP(前期比) ★★ +0.5% -0.1%
9/9(水) 10:30 中国 8月消費者物価指数(前年同月比) ★★ +0.5% +0.9%
9/9(水) ポーランド ポーランド国立銀行、政策金利 ★★ 3.75% 3.75%
9/9(水) 21:00 メキシコ 8月消費者物価指数(前年同月比) ★★ +3.12% +3.32%
9/10(木) 15:00 ドイツ 8月消費者物価指数(改定値、前年同月比) ★★ +2.9% +2.9%
9/10(木) 20:00 トルコ トルコ中銀、政策金利 ★★ 37.00% 37.00%
9/10(木) 21:15 ユーロ圏 欧州中央銀行(ECB)政策金利(主要リファイナンス金利) ★★★ 2.40% 2.65%
9/10(木) 21:30 米国 8月卸売物価指数(PPI、前年同月比) ★★ +4.7% +5.2%
9/10(木) 21:30 米国 前週分新規失業保険申請件数 ★★ 20.6万件 20.5万件
9/10(木) 21:45 ユーロ圏 ラガルドECB総裁、定例記者会見 ★★★
9/10(木) 23:00 米国 8月中古住宅販売件数(年率換算) ★★ 406万件 399万件
9/11(金) 15:00 英国 7月月次GDP(前月比) ★★★ +0.3% 0.0%
9/11(金) 19:30 ロシア ロシア中銀、政策金利 ★★★ 14.00% 14.00%
9/11(金) 21:30 米国 8月消費者物価指数(CPI、前年同月比) ★★★ +3.4% +3.4%
9/11(金) 21:30 米国 8月消費者物価指数(CPIコア指数、前年同月比) ★★★ +2.5% +2.4%
9/11(金) 23:00 米国 9月ミシガン大学消費者態度指数・速報値 ★★ 51.7 51.0

■ 今週のテーマ

  • 11日(金)の米8月CPIが今週最大の数字です。総合は前年同月比+3.4%で横ばい、コアは+2.4%へ小幅鈍化の予想。雇用統計で「雇用は強い」が確認された今、9月16日のFOMCで利上げに踏み切るかどうかは物価が決めます。前日10日のPPIは前年同月比+5.2%へ加速の予想で、こちらが先に出る点にも注意が必要です。FOMC前の発言自粛期間に入るため、FRB高官の発言で織り込みが動く場面は減ります。
  • 10日(木)のECB理事会は利上げが有力です。主要リファイナンス金利は2.40%から2.65%へ、中銀預金金利は2.25%から2.50%への引き上げが見込まれています。8月HICPが+3.3%へ加速し、7月PPIも+5.8%と上振れした直後の会合で、焦点は決定そのものよりラガルド総裁が10月以降の追加利上げに含みを残すかに移っています。同じ日にはトルコ中銀、9日にはポーランド国立銀行の会合もあります。
  • 円高の「次」をどう見るか。日銀は9月17日~18日の会合で1.25%への利上げが有力視され、8日(火)には4-6月期GDP改定値(予想は前期比年率+1.8%へ上方修正)が出ます。ドル円は8月3日安値の155円23銭と、木曜・金曜に付けた155円30銭前後が2回止まった水準です。一方で155円台では当局の円安是正圧力が話題になりにくく、米国の3連休明けで参加者が戻る8日以降の値動きが試金石になります。
  • 原油とイラン情勢。WTIは週間+9.69%で91ドル台まで戻し、6日(日)にはOPECプラス有志7か国の会合があります。トランプ大統領はイラン再攻撃を示唆しており、供給混乱が長引けば米金利の上昇を通じてドル買い、株安を通じて円買いと、為替への波及経路が二つある点は先週と同じです。

3. ドル円とユーロドルの現在位置

■ドル円 日足分析

※日足チャートにボリンジャーバンド(21)の±2σと200SMA、RCI(9,26,52)を表示

155円付近までドンと下がって、また難しくなってきましたね。

チャートの形的には明らかに下降トレンドなので、今すぐ買うってのは危険な感じはします。

■ユーロドル 日足分析

※日足チャートにボリンジャーバンド(21)の±2σと200SMA、RCI(9,26,52)を表示

こっちはドル円みたいなパワーがなく、ドルのみに振り回されている感じです。

長い目で見ればジリ下げ=ゆるいドル買いですね。

4. 気になる通貨ペア:AUDCHF

ボリンジャーバンド+2σと+1σ間の巡航速度の上昇が始まっています。

チャートで見えている範囲でも、大部分は上昇。

金利差もあって、買いやすい地合ですね。

5. 世界の金利動向

■ 先進国の政策金利(9/6時点・出典:外為どっとコム)

国・地域 政策金利 直近の動き 次回会合
日本 1.00% 2026年6月 +0.25% 9月18日
米国 3.50-3.75% 2025年12月 -0.25% 9月16日
ユーロ圏 2.25%(預金ファシリティ) 2026年6月 +0.25% 9月10日
英国 3.75% 2025年12月 -0.25% 9月17日
カナダ 2.25% 2025年10月 -0.25% 10月28日
豪州 4.35% 2026年5月 +0.25% 9月29日
ニュージーランド 2.75% 2026年9月 +0.25% 10月28日
スイス 0.00% 2025年6月 -0.25% 9月24日
ノルウェー 4.25% 2026年5月 +0.25% 9月24日
スウェーデン 1.75% 2025年9月 -0.25% 9月24日

■ 新興国の政策金利

国・地域 政策金利 直近の動き 次回会合
香港 4.00% 2025年12月 -0.25% 9月17日
中国(最優遇貸出金利・1年) 3.00% 2025年5月 -0.10% 9月21日
南アフリカ 7.00% 2026年5月 +0.25% 9月23日
トルコ 37.00% 2026年1月 -1.00% 9月10日
メキシコ 6.50% 2026年5月 -0.25% 9月24日
ロシア 14.00% 2026年7月 -0.25% 9月11日
ハンガリー 5.50% 2026年8月 -0.25% 9月22日
チェコ 3.75% 2026年6月 +0.25% 9月24日
ポーランド 3.75% 2026年3月 -0.25% 9月9日

先週はニュージーランド準備銀行が2.50%から2.75%へ利上げし、カナダ銀行は2.25%で据え置きました。利上げのサイクルを回しているのは日本銀行とニュージーランド準備銀行の2行のままですが、そのニュージーランドは声明が慎重に転じ、次回10月28日は据え置きも視野に入ります。今週は10日(木)に欧州中央銀行(ECB)が2.25%から2.50%への利上げを見込まれており、実現すれば利上げ組が3行に増えることになります。マイナー通貨では同じ10日にトルコ中銀(37.00%据え置き予想)、9日にポーランド国立銀行(3.75%据え置き予想)、11日にロシア中銀(14.00%据え置き予想)と会合が続きます。

主要15通貨の金利見通しマップ

利上げ局面にあるのは日本銀行だけで、ニュージーランド準備銀行は2会合連続の利上げを終えて据え置き寄りに移りました。今週は10日(木)のECB理事会で利上げが予想され、来週16日のFOMCは雇用統計後に利上げ観測が再燃しています。マイナー通貨ではポーランド(9日)とトルコ(10日)がいずれも据え置き予想で、利下げ局面が続くのはハンガリーのみです。

6. FX業界ニュース

国内FX業者(金融庁登録の業者のみ)の今週の新着情報です。

  • 外為ファイネスト:MT4またはMT5で50ロット以上取引した顧客に、取引ロット数に応じて最大10万円をキャッシュバックする9月キャンペーンを9月1日から始めています(8月27日発表)。同社はEAの利用制限もスキャルピング制限も設けていないため、自動売買で取引量がかさみやすい口座なら50ロットは現実的な水準です。マイページからのエントリーが必要で、忘れると対象外になる点に注意してください。
    ▼外為ファイネスト(公式)2026年9月キャンペーンのお知らせ
  • マネースクエア:auじぶん銀行と金融サービス分野での協業に向けた基本合意書を締結したと8月28日に発表しました。決まっているのは「具体的な協業内容の検討と準備を進める」ことまでで、サービスの中身はこれからです。リピート系自動売買「トラリピ」とネット銀行の組み合わせからは、銀行チャネル経由の顧客獲得や入出金まわりの連携が想像しやすく、続報待ちのニュースです。
    ▼マネースクエア(公式)auじぶん銀行との協業に向けた基本合意書締結のお知らせ

7. シカウチから一言

極端なボラティリティが出ると、ブレイクアウト系のEAが利益を確保しますね。

ゴトー日EAは不調ですが、別に運用しているブレイクアウト系の戦略が爆益で、ちょっと嬉しい1週間でした。


本配信はシカウチ(雑誌『外国為替』編集長)が個人として行っています。情報提供のみが目的であり、投資助言・売買推奨ではありません。最終的な投資判断はご自身の責任で行ってください。本配信では金融庁登録の国内業者の情報のみを扱います。
配信元:シカウチ(雑誌『外国為替』編集長・個人)

ABOUT ME
シカウチ
FX雑誌「外国為替」の編集長。FX攻略.comの副編集長として11年間、取材・執筆・編集に携わったのちに独立。トレーダーとして、自動売買中心にFXの運用を行う。
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