何もしないのが賢い|シカウチの自分用相場情報まとめ(26/5/4)
シカウチが自分自身の勉強とトレードのために、毎週まとめている情報のまとめブログ(2026年5月4日週対応)です。
1. 今週の金融市場まとめ(4/27〜5/1)
■ 主要ニュース
- 日銀据え置き、3名の反対で「次は本気」シグナル(4/27-28):政策金利を0.75%で据え置き。賛成6・反対3で、中川順子委員、高田創委員、田村直樹委員の3名が政策金利を1.0%に引き上げる議案を提出するも反対多数で否決。植田総裁は会見で「中東情勢の混乱を受けても、大きな景気下振れがなければ利上げの可能性」と発言。展望レポートで2026年度のコアCPI見通しを1.9%→2.8%に大幅上方修正、GDP見通しは1.0%→0.5%に下方修正。市場は6月利上げを高い確率で織り込む展開に。
- FOMC据え置き、3地区連銀総裁が「緩和バイアス」に反対(4/28-29):FFレート3.50-3.75%で3会合連続据え置き。声明文に「中東情勢の進展が経済見通しに高い不確実性をもたらしている」を追加し、「デュアルマンデートの両側のリスクに注視する」というハト派的文言(イージングバイアス)を残した。これに3地区連銀総裁が反対。同日、上院銀行委員会がウォーシュ次期FRB議長指名を13対11で承認。パウエル議長は5月15日の任期終了後も理事として残留する意向を表明。
- 政府・日銀がドル売り円買い介入実施(4/30):日本時間30日午後3時台にドル円が160円70銭近辺の1年9カ月ぶり円安水準を付けた後、夕方に片山財務相が「いよいよ断固たる措置を取るタイミングが近づいている」、三村財務官が「これは最後の退避勧告」と異例の強いけん制発言。日本時間19時頃から急速に円高が進み、午後8時台に一時155円57銭まで5時間で5円超の円高。2024年7月以来となる為替介入が確認され、規模は約5兆円と推計。米財務省は「日本の財務省と緊密に連絡を取り合っている」とコメントし、米側からの強い反発はない見通し。
- ECB据え置き、利上げ議論も実施(4/30):政策金利(主要リファイナンス金利)を2.15%、預金ファシリティ金利を2.0%で7会合連続据え置き。決定は全会一致だが、利上げ決定についても議論したことを明らかにした。ラガルド総裁は「インフレ率の上振れリスク、成長率の下振れリスクが強まっている」「次会合(6月11日)までの6週間は、紛争の結果を理解し、決定を下すための情報を得る適切な時間」と発言。
- 米Q1GDP速報+2.0%、予想下回る(4/30):前期比年率+2.0%(予想+2.3%)。AI関連投資が牽引したものの、市場予想はやや下回った。同日発表の3月コアPCEデフレーターは前年同月比+3.2%と、エネルギー価格上昇を反映してインフレ高止まりを確認。
- UAEがOPECから正式離脱、5/1付(5/1):アラブ首長国連邦が2026年5月1日付でOPECからの脱退を正式発表。OPEC+加盟国は週末に協議のため集結し、同盟の安定性を維持できるかが焦点に。
- 米ISM製造業52.7、価格指数が2022年4月以来の高水準(5/1):4月のISM製造業景況指数は52.7(予想53.2、3月52.7)と横ばい。雇用と生産が低下する一方、価格指数は2022年4月以来の高水準。「景気の先行き不透明感と高インフレが懸念された」(市場関係者)。
- 米イラン第2回和平協議、難航(4/30〜5/1):イランがパキスタン仲介で米国に新たな和平提案を提示したが、トランプ大統領は「イランは合意を望んでいるが、私は満足していない」と発言し、合意期待感が後退。米海軍はイラン船舶への海上封鎖を継続。
- ナスダック・S&P500が連日最高値(5/1):米株式市場でナスダック総合は3日続伸の25,114.44(+222.13)、S&P500も連日最高値を更新。一方ダウ平均は反落し49,499.02ドル(−153.12)。アップルが好決算で買われ、ダウの下値を支えた。(日本経済新聞)
- 日経平均は週間203円安、4週ぶり下落(5/1):5/1終値は59,513.12円(+228.20円、3営業日ぶり反発)。週間では4/24終値59,716.18円から−203円となり、4週ぶり下落。28日に60,903円の高値を付けた後、円高介入や連休前ポジション調整で上値が重い展開。
- 原油は週後半に急落、和平期待で(5/1):WTI 6月限は4/30に105.07ドルで引けた後、5/1は一時99ドル台まで下落(−5%超)。イラン和平提案を好感した売りで、週初の100ドル台後半から大きく水準を切り下げた。北海ブレントは4/30昼に126ドル台まで急騰した後、円買い介入のタイミングで「政府による原油先物への介入では」との臆測まで飛び出す異例の展開。
■ 主要指標(5/1 終値)
| 指標 | 終値 | 前週比 |
|---|---|---|
| USD/JPY | 157.03円 | −2.28円(前週末159.31円比、週間で介入により大幅円高) |
| EUR/USD | 1.1718 | −0.0003(前週末1.1721比、ほぼ横ばい) |
| EUR/JPY | 184.05円 | −2.62円(前週末186.67円比) |
| 日経平均株価 | 59,513.12円 | −203.06円(前週末59,716.18円比、4週ぶり下落) |
| NYダウ | 49,499.02ドル | +268.31ドル(前週末49,230.71ドル比、+0.54%) |
| ナスダック総合 | 25,114.44 | 連日最高値更新 |
| 米10年債利回り | 約4.20%台 | 前週末4.30%付近から低下(GDP・PCE通過後の利下げ期待残存) |
| WTI原油($/bbl、6月限) | 約101ドル台 | +6.6ドル前後(前週末94.40ドル比、4/30に110.93ドル高値→5/1急落) |
| 金(XAU/USD) | 4,612.50ドル | 前週末比 約-83ドル(-1.77%、2週連続の週間下落)。4/30は介入によるドル安を受けて+2.24%急騰したが、5/1は-0.22%と小反落で着地 |
※為替はNY終値参考レート(Investing.com・みんかぶ・日本経済新聞)。株価・商品は各市場終値。実際の取引レートは各FX会社でご確認ください。時刻はすべてJST。
2. 今週の金融市場(5/4〜5/8)
■ 今週の経済指標・イベントスケジュール(JST)
| 日時(JST) | 国・地域 | 指標・イベント | 重要度 |
|---|---|---|---|
| 5/4(月・祝) | 日本・英国・中国 | みどりの日(東京休場)、英国・中国も休場 | - |
| 5/5(火・祝)13:30 | 豪州 | RBA政策金利発表&ブロック総裁会見(こどもの日で東京休場) | ★★★★★ |
| 5/5(火)23:00 | 米国 | 米4月ISM非製造業景況指数、3月JOLTS求人 | ★★★★ |
| 5/6(水・祝)21:15 | 米国 | 米4月ADP雇用統計(振替休日で東京休場) | ★★★★ |
| 5/7(木)17:00 | ノルウェー | ノルゲス銀行政策金利発表 | ★★★ |
| 5/7(木)17:30 | スウェーデン | リクスバンク政策金利発表 | ★★★ |
| 5/7(木)21:30 | 米国 | 米新規失業保険申請件数 | ★★ |
| 5/8(金)21:30 | 米国・カナダ | 米4月雇用統計(NFP・失業率・平均時給)、加4月雇用統計 | ★★★★★ |
| 5/8(金)23:00 | 米国 | 米5月ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値) | ★★★ |
| 5/8(金) | メキシコ | Banxico政策金利発表 | ★★★ |
| 通期 | 日本 | 大型連休(5/3〜5/6)、東京市場休場 | - |
■ 今週の見通し
今週は「介入後の市場心理」と「米雇用統計、RBA」が3本柱です。
日本がGW中盤で5/4〜5/6が休場、東京勢が手薄な状態が続きます。2024年4月末〜5月初の介入時もまさに大型連休中に2度目の介入が打たれた経緯があり、追加介入への警戒感は最大級。三村財務官が5/1朝に「大型連休はまだ序盤」と含みのある発言をしており、ドル円が再び158円〜160円方向にトライした場合の連続介入リスクは無視できません。
最大の焦点は5/5(火)のRBA金融政策決定会合。
4.10%→4.35%への25bp利上げが大勢の予想となっており、金利市場の織り込みは1日時点で約75%。3会合連続の利上げになれば豪ドルの上値は重くならず、豪ドル/円は先週付けた114.71円(36年ぶり高値)の再トライも視野に。一方、原油急落+介入後の円高が組み合わさった場合、利上げを実施しても豪ドル/円が伸び切れない展開もあり得ます。前回3月の利上げが9-4の僅差だったことを思えば、据え置きサプライズの可能性も残ります。
5/8(金)の米4月雇用統計は週後半の最大イベント。
3月NFPは+17.8万人と予想(+6.5万人)を大幅に上回りました。4月は強さ持続の予想ですが、関税環境の影響が反映され始める初の月。失業率4.3%の維持・改善か、4.4%以上への悪化かが分岐点。強い結果なら年内据え置き観測がさらに強まり、ドル円は介入後の押し目買いから158円方向への戻りトライも。弱い結果なら6月以降の利下げ期待が再燃し、156円台が視野に入ります。
ドル円の想定レンジは156.0円〜158.5円がコア。
160円トライは介入リスクで頭を重くし、155.5円割れには日銀タカ派姿勢(6月利上げ観測)と原油下落一服が支えとして働きそう。先週の介入は「時間を買う」政策であり、最短数週間〜最長数カ月は160円超え円安を回避する効果があるとの見方が大勢ですが、米FRBの積極利下げか「ドル離れ相場」がない限り中期的な円安基調は変わらないとの指摘も多く、レンジ取引の継続を想定するのが現実的です。
3. ドル円とユーロドルの現在位置
※日足チャートにボリンジャーバンド(21)の±2σと200SMA、RCI(9,36,52)を表示
ドル円
これまでにずっと滞在してきたレンジを一発で突き抜けました。こういうでっかいのがドンときちゃうと、また新しい流れが始まるんですけど、しばらくよく分からないんですよね。
せっかくのGWなので、無理しなくてもいいと思います。
ユーロドル
方向なしでいいと思います。高値切り下げ、安値切り上げに移行していきそうな形。
4. 気になる通貨ペア:豪ドル/円(月足)
※日足チャートにボリンジャーバンド(21)の±2σと200SMA、RCI(9,36,52)を表示
豪ドル円も介入の影響をもろに受けましたが、月足ベースの長期的な視点だと、高値更新の上昇トレンドです。
5. 世界の金利動向
■ 米金利(FFレート)の現状と見通し
FRBの現行FFレートは3.50〜3.75%(4月29日FOMCで3会合連続据え置き)。
声明文に「デュアルマンデートの両側のリスクに注視する」というハト派寄りの「イージングバイアス」を残したものの、3地区連銀総裁がこれに反対。意見の隔たりは依然大きい状況です。
パウエル議長は5月15日の議長任期終了後も理事として残留する意向を表明。次期議長として上院銀行委員会で承認されたウォーシュ氏(13対11、党派分裂採決)の本会議承認は5月11日週にも実施される見通しで、「ウォーシュFRB」の発足とともに、6月17日FOMCに向けた政策スタンスの揺らぎが大きな焦点になります。米10年債利回りは介入と原油急落で4.30%台から4.20%台へ低下。
■ 日本の金利動向
日銀の現行政策金利(無担保コール翌日物誘導目標)は0.75%(4月28日会合で6対3の賛成多数で据え置き)。
中川順子・高田創・田村直樹の3委員が1.0%への利上げ修正案を提出するも反対多数で否決。植田総裁が会見で「中東情勢の混乱を受けても、大きな景気下振れがなければ利上げあり得る」と踏み込んだことで、市場は6月15-16日会合での0.25%利上げを高い確率で織り込み。
展望レポートでは2026年度コアCPI見通しを1.9%→2.8%に大幅上方修正、GDP見通しは1.0%→0.5%に下方修正。「悪い物価高」と「成長減速」の同時進行という難しい局面で、政府・日銀の介入+日銀の利上げ前倒しという通貨防衛色を帯びた政策運営に移行しつつあります。
■ 主要国・新興国政策金利一覧
▼ 主要先進国
| 国・地域 | 中央銀行 | 政策金利 | 直近の決定 | 次回会合(予定) |
|---|---|---|---|---|
| 🇺🇸 米国 | FRB | 3.75% | 4月28〜29日:据え置き(3会合連続) | 6月16〜17日 |
| 🇯🇵 日本 | 日銀 | 0.75% | 4月27〜28日:据え置き(6対3) | 6月15〜16日 |
| 🇪🇺 ユーロ圏 | ECB | 2.15% | 4月30日:据え置き(7会合連続) | 6月10〜11日 |
| 🇬🇧 英国 | BOE | 3.75% | 3月19日:据え置き | 6月18日 |
| 🇦🇺 オーストラリア | RBA | 4.10% | 3月17日:+0.25%利上げ | 5月5日 ★ |
| 🇨🇦 カナダ | BOC | 2.25% | 4月29日:据え置き | 6月10日 |
| 🇳🇿 ニュージーランド | RBNZ | 2.25% | 4月9日:据え置き | 5月27日 |
| 🇨🇭 スイス | SNB | 0.00% | 3月19日 | 6月18日 |
| 🇭🇰 香港 | HKMA | 4.00% | 4月30日:据え置き | 6月18日 |
| 🇨🇳 中国 | PBoC | 3.00% | 4月20日:据え置き(11カ月連続) | 5月20日 |
| 🇳🇴 ノルウェー | Norges Bank | 4.00% | 3月26日 | 5月7日 ★ |
| 🇸🇪 スウェーデン | Riksbank | 1.75% | 3月19日 | 5月7日 ★ |
▼ 新興国・高金利通貨
| 国・地域 | 中央銀行 | 政策金利 | 直近の決定 | 次回会合(予定) |
|---|---|---|---|---|
| 🇹🇷 トルコ | TCMB | 37.00% | 4月22日:据え置き(2会合連続) | 6月23日 |
| 🇿🇦 南アフリカ | SARB | 6.75% | 4月28日 | 7月23日 |
| 🇲🇽 メキシコ | Banxico | 6.75% | 3月26日:−0.25%利下げ | 5月8日 ★ |
| 🇷🇺 ロシア | CBR | 14.50% | 4月24日:−0.50%利下げ | 6月19日 |
※政策金利は外為どっとコム 政策金利ページより取得(2026年5月3日確認)。米国は上限金利。次回会合日は予告なく変更となる場合があります。
6. FX業界ニュース
① 外為どっとコム 5/4から4本立て連発キャンペーン
4月27日から取り扱い開始した新通貨ペア12種を起爆剤に、5月4日(月)から4本同時のキャンペーンを一気に投入。①新通貨ペアリリース記念2大キャンペーン(CHF/TRYで5,000名様に1,500円、その他11通貨ペアで5,000名様に500円、取引・ポジション保有の両建て条件で最大2,000円×2)、②ご入金&お取引でもれなく最大3%キャッシュバック、③取引数量・入金額に応じて最大300万円大還元キャッシュバック、④入金額に応じてスワップポイント最大60%増額の4種類。期間は5/4〜5/30(30日土)。1度のフォーム入力で同時エントリー可能。スイスフラン/トルコリラの取り扱いは国内では珍しい組み合わせなので、金利差狙いの試運転期間としても面白い。
詳細:外為どっとコム お知らせ
② SBI FXトレード 外貨宅配サービス開始+設立15周年+5月キャンペーン
4月25日に「外貨宅配サービス」の提供を開始。FX取引で得た外貨を、現金で自宅まで宅配してもらえる新サービスで、海外旅行用の両替コストを節約したい層には新しい使い方の選択肢に。さらに4月22日には設立15周年特設ページを公開、4月30日には5月キャンペーンも告知。継続中の「春のスワップ増額キャンペーン」(〜5/30)はメキシコペソ/円10%上乗せなどに加え、ポンド円150万通貨でグレンモーレンジィ抽選、豪ドル円150万通貨でカピラーノ・マヌカハニー抽選、対象通貨ペア800〜1,000万通貨で「贅沢ごほうび便」など、同社らしいグルメ系特典が継続。
詳細:SBI FXトレード
③ ヒロセ通商 LION FX 5月の食品キャンペーン情報を発表
ヒロセ通商は5月の月替わりグルメキャンペーン情報を発表。看板の食品プレゼントは健在で、対象通貨ペアの片道取引数量に応じてオリジナル商品から国産和牛、松阪牛、ロブスターまでがラインナップ。「ヒロセ冷凍めし専用冷凍庫」プレゼントは継続条件で取引緩和あり、「爆益トレード乙カレー」(決済損益のゾロ目で当選)など独自企画も継続。CFD側では金スポット・原油・天然ガスの取引数量で最大合計300万円キャッシュバックの仕様も継続。GW中の取引閑散期に取引高を稼ぎたい層には選択肢として有力。
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7. シカウチから一言
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当レポートは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものではありません。
FX取引にはリスクが伴います。取引前に各FX会社の規定・リスク説明書を必ずご確認ください。
情報ソース:外為どっとコム、みんかぶFX、日本経済新聞、Bloomberg、Investing.com、ニッセイ基礎研究所、各中央銀行公式サイト
作成:fx-start.jp 編集長 シカウチ|作成日:2026年5月3日(日)JST

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