FXの自動売買(EA運用)を成功させるため、もっともシンプルで分かりやすい流れをこの記事にまとめていきます。
EA運用の定義
EAを用いたFXの自動売買とは、「バックテスト結果への投資」であると私は考えます。
外国為替vol.7(10月発売号)の自動売買特集で、令和のだぶるいーさん @titeitannteiS が、めっちゃいいこといってます。
「EAは、バックテストの成績を基準に開発されている面があり、EA運用とはバックテスト結果への投資。そのEAの期待値をバックテストで正しく推し量るべし」
僕も同じ意見です!
— シカウチ@FX雑誌『外国為替』の編集長 (@fx_musashi) December 28, 2023
相場の動きを追いかける裁量トレードとの違いがここにあります。
あらかじめ用意したEA(=自動売買のプログラム)を過去相場に当てはめてみて(バックテスト)、得られるテスト結果に基づいて運用、実際に儲かっていればヨシ
これが私が定義するEA運用です。バックテストからできるだけ優れたEAを見つけ出し、それらを組み合わせ、テスト結果から導き出された方針で運用し、結果としてお金を増やすことを目指します。
そして、残念ながらお金が増えなかったら、その原因を究明し、次回以降の運用につなげます。
むずかしく考えすぎず成功を目指すEA運用の流れ
EAの運用に関する情報は非常に多く、無作為に触れると混乱します。もちろん知識が豊富なメリットはありますが、全体の骨子を知ることが先です。以下は私が考える、EA運用でお金を増やせる可能性が高い考え方と行動の流れです。
- 優れたEAを手に入れる
- 入手したEAをバックテスト(現在はできるだけスキップする方針)
- テスト結果から運用ロットを決定
- 粘る
- たぶん勝つ
それぞれについて、どんどん掘り下げていきます。
①優れたEAを手に入れる
とにかくちゃんとしたEAを手に入れないと話になりません。優れたEAを選ぶコツを解説します。
https://fx-start.jp/mmr240115/
②入手したEAをバックテストする
EAを手に入れたら、動かす前にバックテストを必ず実行すること。バックテストをしないと、どういうEAか分からず、どれくらいの資金で動かすべきか分からないからです。
MT4のEA運用って、とにかくバックテストが難しいんですよね。なので、バックテストしなくてもEAの仕様やリスクを理解できる考え方を体系化していきたい。勝つためには、クソ高いTDSを必ずしも買わなきゃいけないわけじゃないのです。
— シカウチ@FX雑誌『外国為替』の編集長 (@fx_musashi) January 4, 2024
…なんですけど、バックテストがとにかく手間がかかります。あるいはソフト購入費用が必要なので金がかかります。
もちろん自分でできるのが理想ですが、それこそテスト段階でつまづかないためにも、当面は開発者が公開しているデータを用いてEAを分析をする方針を採用します。
③バックテスト結果から運用ロットを決定する
バックテストからはたくさんの情報が得られますが、運用ロットを決定することは非常に重要です。いくらの資金、いくらの取引数量でトレードをするかは、バックテストから分かります。
https://fx-start.jp/lots/
④長期間動かす
年単位で粘り強く運用するのが基本の基本です。逆にいうと、長く動かせるような体制を作ることが大切。
⑤たぶん勝っている
3年、5年くらいやってみれば、増えているはずです。
ちなみに鹿内は、2022年から運用を始めて、2年連続でプラスになっています。
自動売買の成績を向上させる秘訣を学ぶ
随時追加します